日本最高峰と言われる全日本珠算選手権大会の個人総合競技で、千葉県流山市の高嶋優(ゆたか)さん(12)が小学生で史上2人目の満点を獲得した。惜しくも全体での優勝は逃したが、2年連続で小学生日本一を決めた。
8月8日、国立京都国際会館(京都市)に「そろばん日本一」をめざして全国から600人が集まった。高嶋さんは昨年も小学生日本一に輝いたが、満点は逃し、「今年こそ」という思いで臨んだ。
大会は張り詰めた雰囲気の中で始まった。最大9桁の数字を10個足し引きするなど、6種目で計210問を15分で解答し、1500点満点で採点される。
上位を狙うほとんどの選手の机の上に、そろばんはない。頭の中のそろばんで、答えを導き出すという。優さんは「心の中で数字を言う。無意識で計算している」。鉛筆を止めることなく、動かし続ける。
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル